世界の怪魚釣りマガジン(CHIKYU-MARU MOOK)

淡水域に的を絞って巨大魚釣りを紹介した一冊。見開きカラーページで「ドン！」と現れる、凄まじい風貌の怪魚が読み手を威圧する。インドの牙鯰、グーンシュ。コンゴの虎魚、ムベンガ。アマゾンのピラルクー。パプアのバラマンディ。台湾の虹色雷魚、ジャイアント・スネークヘッド。カザフスタンのヨーロッパオオナマズ。続々と現れる世界の怪魚たち。日本代表はアカメとイトウ。遥か遠い釣場へ辿り着いて、最高の一尾を獲るまでを読み応えのある釣行文と豊富なカラー写真で記録。1800円はちょっと高いかなと思ったが、企業広告ページ少なめでこれほど濃密な内容なら文句はない。また、怪魚に出会う為の旅には何を携行すればよいか、どのようにプランを立ててそれを実行に移すのか、圧倒的なパワーに対抗し得るタックルは何を揃えるべきか、世界を旅する手引きもあり、夢を現実に近付けてくれる。巻末８ページに渡る怪魚対応ルアー名鑑（※歯型付き）は圧巻。