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自衛隊がついに空母を保有する方針を打ち出した。『いずも』型護衛艦を改造すれば垂直離着陸可能な「Ｆ-３５Ｂ」を搭載する空母はすぐにも実現できる。しかし、『いずも』には弱点が……。『拡大しらね』型護衛艦を軽空母として活用すれば、より効果的に南シナ海などにおける中共の軍事活動を封じることが可能となる。朝鮮半島危機以後の安全保障やＡＩ技術の動向など激変する環境を先取りし、日本がサバイバルできる自衛隊の装備とは何かを提言する。
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自衛隊がF-35Bを購入するかもしれないとの記事が新聞に掲載されましたが、モリカケのみ追いかける報道と野党は全く無視している。むしろ、何の反対も無い状態となっている。となれば、いずもやかがを改修してF-35Bを載せ、空自と海自は何をするのでしょうか。南シナ海を占領しつつあるチャイナに対して、日本と米国は如何に生き残るのかを解き明かす本書では、空母運用はほんの１章のみ。北朝鮮の核問題、その後ろに控えるチャイナ、最も恐れるべきロシアの核など多岐に渡り情勢をまとめているので、これからの自衛隊や行政のあり方を考えるきっかけになるでしょう。少ない資源を、使えない装備品に振り向ける愚を避けなければなりません。本書では、陸自の３トン半や高機動車の渡渉性にも、あえて触れています。日本に本当に必要な装備はどのようなものなのでしょうか。あとがきから少しだけ引用します。「・・・担当責任者のおどろくべき不覚悟を国民の批判眼から匿（かく）し通すことができる外務省などの言うなりに自衛隊が使われることがいかに危険な道かは、想像が可能でしょう。」自衛隊が国を護れるようにするのは、政治家と国民の仕事です。
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